2020/06/16
【 健康一転語 7 「悠久の今を生きる」 】
人は、とかく過去を思い出したり、引きずったりしたりして後悔の念に執われたり、また、反省を促されたりもします。
逆に、人は、未来に対しても不安を抱いたり、はたまた、希望を持って進もうと決意したりしますね。
しかし、人というのは、実は過去や未来の中を生きることはできないのです。
私達が生きていけるのは、「今、現在」しかないのですね。
ただし、過去の集積が今を作り、今の積み重ねが未来を創造する、ということも事実です。
であるならば、私達は、常に、連綿と続く時間の中を、「今」というこの一瞬一瞬に、凝縮させて生きているのではないでしょうか?
言い換えれば、今を本当に生き切ることで、過去の後悔や、過ちも修正することが可能でもあるし、必ず、明るく建設的な未来を創造する事も可能であるのですね。
そういった意味で、私達は常に「悠久の今を生きている」と言えるのではないでしょうか?
健康においても如り、であります。
病気で苦しんでいようとも、過去に大病を患ってこれからの未来が心配で仕方がなかろうとも、「今」というこの時を、健全に、健康にしていけば、すべては変わってくる、ということです。
過去の病気に執われることなく、また、これから起こりうる病に恐れを抱くことなく、一歩一歩、歩んでいくことができることでしょう。
「悠久の今を生きる」、この観点を大切にしてまいりましょう。