健康一転語20「自分軸を持とう」 

 

 健康一転語20「自分軸を持とう」 
今の世の中、相手を気遣うことをし過ぎて、相手の思うことに合わせ過ぎたり、相手に頼られ過ぎたり、また、都合のいい様に振り回されたり
し過ぎて、
疲弊してまっている方や、ストレス過多になってしまっている方をよく見かけたり、そういう方のお話を耳にしたりします。
これは、始めは相手を気遣う、大事に思う、という思いから始まって入るのですが、だんだんとその心のベクトルが自分に向いていることの方が多くなってくると、この様な事態になってきてしまいます。
「相手に嫌な思いをさせたくない」
というのと、
「相手に嫌な思いをさせると、自分自身が苦しくなる、裁かれる、だから、相手に嫌な思いをさせることはよしましょう」
というのでは全く心のベクトルは、正反対になります。
与えているつもりが、奪ってしまっていたり、はたまた、相手にただ、執拗に操られているだけだったりするわけですね。
ここで大切なことは、「しっかりと自分軸を建てる」ということです。
自分軸があれば、様々なことを判断したり、相手との適正な距離感を保つことができるのですね。
「自分が本当に出会えて良かった」とか、「自分がこうなろう」と思っている人生の目標となる人の生き様を参考にして、さらに、自分がどうありたいのかという点も練り上げて、「自分軸」というのをハッキリと、かつ、しっかりと建てることが大切なことであると思います。
健康においても如り、であります。
病気になると、医師をはじめとして、様々な人々が、「あれもいいよ、これもいいよ!」ということから意見を下さいます。その時に、何でもかんでも受け入れてしまっては、いけません。自分の人生、自分のものとして生きなければなりません。それには、非常に重い責任を伴います。
『自分軸で生きる』というのは、それだけ責任があるということなのですね。
一切、言い訳が通じないわけなのです。
しかしながら、「あいつがこういったから…」と言い訳をしてしまうのです。
これでは自分軸がブレ過ぎになります。
難しいものですね。
ですから、『自分軸を建てる』というのが急務になるのです。
それにもやはり、“自己鑑照”という事が必要不可欠になって参ります。
じっくりと、かつ早急に取り組む必要があると思います。