2020/10/25
【 健康一転語 35 「徳を磨く」 】
最近、「徳」という言葉を聴く機会が以前より少なくなっている様な気がします。
徳ある人というのは歴史上の人物では多々見られます。
その代表は、聖徳太子ではないか?と個人的には思っています。
17条憲法や冠位十二階などを制定して、徳による政治を行なっていた方ですね。
「徳治主義的民主主義」ともいわれていますが、徳の高い方が国を治めるために作られたものですね。
徳というのは、モチロン天分のものもありますが、社会経験や道徳的訓練によっても身につけることは可能なのですね。
ですから、この混沌とした世の中、「徳ある人」を増やすというのは必須なのではないかと思っています。
品位の高い、世の中にしたいものです。
健康においても如り、です。
健康も天分のものも、大いにあるのも事実ではあります。
しかし、後天的に、経験や知識の吸収、勉強によって、強いカラダを創るということは可能なのですね。
そして、健康であれば、病気に悩む人、カラダの弱い人に対しても手助けの出来る自分、アドバイスの出来る自分でいられるわけです。
そのように、健康を通して「徳」を積むことも可能になってくるわけなのですね。
『自分はロープの先の救命浮き輪』だと思って、海で遭難している人、つまり病気で困っている人たちの役に立つんだ、
という思いで、どうか、健康維持をしてゆこう、健康を創造してゆこう、という気構えでいて欲しいと思っています。