2020/11/16
人は往々にして、何かを為そう、何かを達成しようと思う時に、“焦り”というものが出てくるものです。
仕事においても、子育てなどにおいても、またまた、学問などにおいても、です。
その結果、タイミングを逃したり、チャンスを逃したりするのですね。
じっくりと腰を据えて取り組めば、また、長いスパンで観る眼を持っていれば上手くいったものを、みすみす取り逃がしたり、失敗したりするのです。
「待てば海路の日和あり」。
荒れた海に飛び出して行っても、遭難するだけです。
助かったとしても、沢山の人に迷惑をかけるだけで、一銭の得にもならないのですね。
一歩一歩、確実に積み重ね、機を見るに敏でなければ
、なかなか成功や達成感というのは手に入らないものです。
健康においても如り、です。
焦ってはやく治そうと思い、慌てて薬を飲んだり、手術をしたりして、
かえって病状を悪化させてしまうということが、しばしばありますね。
ここはひとつ、じっくりと病気と向き合う姿勢が大切なのです。
そして「病の本質を知る」という事が大切なのです。
焦って動いてしまっては、この本質を見抜く事は出来ません。
焦らずに待つ、これも大切な事であると認識することも重要なのです。