2025/02/14
2023.10記
『一日千秋の思い(いちにちせんしゅうのおもい)』という諺があります。
これは、「一日が千年もの長さに感じられるほど長いということ。未来の事柄を待ちこがれる気持ちの表現」のことです。
最近、ハマスによる武力行使や、依然として続くロ・ウの戦闘、世界各地での天変地異など、「地球が病んでいる」とも言えるような状況が続いております。
これも文明開化以降の、人類の功罪の結果であることには間違いはありません。
明るい未来を描きたくても、なかなか描けない、という状況が続いてしまっており、「本当にまた明るく健在な世界は訪れるのだろうか」という先に希望がなかなか見出せない、まさに諺通り、安心立命で過ごせない時期が続いております。
しかし、社会が、国が、世界状況が、と嘆いていても事は改善してきません。
一人一人の個の集合体が社会であり、国であり、人類であるのです。
さすれば、今、一人一人に出来ること、求められていること、また、出来ることは何なのか?と、考えてみますと、自分自身の中の、悲観的な世界状況と合い通ずる部分を見出だし、そこを修正していくほかないのでは無いか!?と私は思っています。
日常生活の中にも、嫉妬や独占欲、自分さえ良ければよい、というような思い、そして、怒りや戦闘性など世界の人類の縮図が潜んでいるのではないでしょうか?
ひとり一人で、出来ることは本当に小さい。いや、むしろ無いに等しいかもしれませんが、自分自身の心を正していくことだけは可能ではないかな、と私は思います。
個々の集合体が、社会であり世界であるなら、その個々が日々修正を心がけたなら、計り知れない時間はかかろうとも、世界が、地球全体が幸せな方向に舵を切り直すことは可能ではないかと信じています。
皆様は、どう思われますでしょうか?
健康においても如り、であります。
一つ一つの細胞が、組織を作り、器官を作り、臓器や骨格を作っています。
その一つ一つの細胞が、良くなろう、調和とバランスを取ろうとしてきた時に、健康体というものが形成されるのではないか、と思います。
その長たるものが自分自身であるわけですから、そのようにいつもいつも、号令をかけ続けるのが大事なのではないか!?と私は考えています。
悪いものを取り除くだけでなく、いかに、更生していってもらうか、バランスをとって調和していってもらうか、そこを考えて自分自身の心を見直していくのが長たるものの役目ではないか、と思っています。
自分の身体の長は、自分自身です。
そこを忘れることなく、置き去りにすることなく、しっかりと取り組んでいきたいと、私は考えています。
不幸な、不安な一日は、長く長く感じるかもしれませんが健全で幸福な日を待ち焦がれて、確実な一手一手を打つしか、明るく幸福な未来を創るにないのではないか!?と私は思います。
皆様は、いかがお考えでしょうか?