2020/06/23
【 健康一転語9 「 人生の最期に何を思うか」 】
皆さん、今日で命が終わるとしたら、どうしますか?また、何を思いますか?
まずは、今までの人生を走馬灯の様に思い返すのではないでしょうか?
そして、楽しかったこと、苦しかったこと、悔しかったこと、嬉しかったことなどなど、普段思い出せない様な事までも、時が戻ったかの様に思い出すことができるでしょう。
本当にリアルに、「死」というものを感じるとき、人はそれが可能になるのです。
その時に、本当に自分は「多くの人に愛されていた」「多くの人に支えられていた」という事に気付けたならば、幸せです。
逆に、恨み、辛みしか出てこない様であれば、今一度、細かく人生を振り返る必要があると言えるでしょう。
「死」をリアルに感じた時に発生する思いが、あなた自身の姿なのですね。
どんなに普段、冷静を装っていても、死を間近にして取り乱してしまうなら、それが、「素のあなた」ですし、逆に、普段暴れ馬の様な心境でいても、死を間近にした時に、「感謝」で溢れていたならば、それが本当のあなたなのですね。
「自分の本心を知る」という意味でも、「今日で命が終わる」という思いで1日過ごしてみるのも大切なことであり、また、それを習慣化出来たら、より、素晴らしい人生を送ることができる様になるでしょう。
病気の時も如り、なのです。
健康な時よりも、より、リアルに、実感をもって「死」を意識して人生を見直すということができるのは、とてもありがたいことなのですね。
ですから、病気の時こそ、人生の大いなる振り返りの時であり、変換の時なのです。
どうぞ、その有り難き時間を、どうしようどうしよう、と慌てふためくのではなく、ジックリと、自分の過去の人生と対峙する時として、活かしていって頂きたいと思います。
さすれば、病気、という大切な時間を与えられた意味が理解できると、私は思います。
ぜひ、挑戦してみて頂きたいと思います。