2020/09/30
「ありのままに生きるということ」
最近、「アナタはあなたのままでいい」「そのままでいい」「自由に、やりたい様にやればいい」的なアドバイスをよく耳にします。
実際、ネガティブばかりになって、自分らしさを出せない方も多くいらっしゃいますので、あながち間違いではないと思います。
「長所と短所は、実は同じことで、そのベクトルが違うだけ」ということも私も何度も申し上げました。
ただ、少し注意していただきたいのは、“本当の”アナタや、自由というのは、“自我我欲とは違う”という事です。
この世に生まれて、親兄弟をはじめ、一体、何人の方が人間の成長に関わってくるのでしょうか?
その沢山の方々の言わば『愛のエキス』を吸って成長してきたからこそ、今、自分が「私」と認識しているところの自分が在るのですね。
もともとの素質、気質もモチロンですが、「アナタのまま」というのは、自分に関わった人々への感謝があってはじめて理解できるものである、ということを忘れてはならないと思います。
ありのままに生きるということは、「感謝をし続けながら生きる」ということなのです。
勘違いしないようにしたいものです。
健康においても如り、です。
自分ひとりの力で、健康になれるなどと思うことは、ただの驕りです。また、健康でいられるのもそうですね。
多くのものを与えられ続けて、この「続けて」というのが大事なのですよ。
そうして初めて、健康というのは得られるものなのです。
健康を与えられるにふさわしい自分になることが先決です。
それには、『感謝』は必要不可欠なのです。
この観点を忘れないようにしましょう。