2023/07/07
『医は仁術(いはじんじゅつ)』という諺があります。
これは、「医術は病人を治療することによって、仁愛の徳を施す術である。人を救うのが医者の道である」という意味です。
多くは、医術、またそれに携わる医者の使命の崇高さを説いたもので、金もうけに走るなど、使命に反する医者を批判する場合にいうことが多く、この表現をもじって「医は算術」ということもあります。
昨今の医療には、疑問が多々あります。
こと、新型コロナウイルスの出現以降は、何かと「???」と思える事が多いです。
マスク問題しかり、ワクチン問題しかり…。
段々と、元通りになってきてはいるものの、
「なぜ、あんなにワクチンを推奨したのか?」
「なぜ、限られたメーカーのものだけのワクチンが横行したのか?」
「そもそも、ウイルス自体の本質は如何に??」
といった数々の疑問は謎のままになっています。
コロナ禍において、諺通り、純粋に「医は仁術」を貫いていた団体や企業、医療者はどれだけあるのでしょうか?
また、「『医は算術』に走らせてしまったものは何だったんだろうか?」etc.etc…
不可解なことが山のようにあります。
私は、個人的には「医は算術」ということは全否定はしません。
次のステップアップのためには、やはり要るものは要りますし、『仁術』を継続するためにも、金銭は必要不可欠なものだからです。
仁とは「愛と礼節」を意味します。礼節という面では、現代の経済の中では、金銭は必要なものではないか!?とも思います。
ただ、「算術に医を利用してはならない」と思っています。
目的と手段を、取り違えてはいけないな、と思っています。
皆様は、どう思われるでしょうか?
健康においても如り、です。
健康になるために、さまざまな、食品、健康法、治療法は必要になります。
また、人々に健康になってもらいたいがために、努力して、試行錯誤して、発明、発見することは素晴らしいことであるし、まさに仁術である、と私は思います。
か、しかし、食品や健康法を拡げる、治療法を拡げるために、金銭で人を釣るようなことは許し難い、と私は思います。
「身体に本当に効くものは高額なんだ」的な発想を利用して、詐欺まがいのモノが数多く見受けられるようになっています。本当に気をつけなければならない、と思っています。
あくまでも、目的を達成するための手段です。
手段を正当化させるための目的であってはならない、私は常々、考えております。
皆様は、どう思われますでしょうか?