2024/12/03
2023.4記
「鬼に瘤を取られる(おににこぶをとられる)」という諺があります。
これは、「一見損害を受けたようでいて、実はかえって利益になることのたとえ。大きなこぶのある翁が、鬼の酒盛りに出ていっしょに踊り、次に来る約束の代わりに鬼にこぶを取られた「こぶとりじいさん」の昔語にもとづくものとされている諺」であります。
昨今の北朝鮮の動向など、目に余るものがあり、政府もようやく「飛翔体」の表現から「ミサイル」と、すぐに言うようになりました。
まだまだ、「遺憾の意」しか表さない事などには、かなり問題は含んでいるものの、防衛費を上げたり、国民全体の意識が「憲法9条があるから…」と、自衛に対する嫌悪感があった風潮が少しずつ「自分の国は自分で守る」という意識変革になってきてはいるような気がします。
本来は、このようなことがなくても、また、ウクライナとロシアの問題などが起きようが起きまいが、
自国を守る、という意識が出ないとならないにも関わらず、平和ボケしてしまっていたことを鑑みると、少しは国にとって利益になってきているのかな!?とも思えます。
いずれにせよ、まだまだ大きな利益には足らないとは思いますが、諺通り、「鬼に瘤をとられる」という状態にまでなって欲しいと切に願って止みません。
健康においても如り、であります。
がん患者さんがインフルエンザに罹患し、40℃以上の高熱が4日間続いて死ぬ思いをしたかと思ったら、ガンが消えていた、というようなケースもありますし、私のように、18、19の身空で生死を彷徨ったことで、天職に出会える、というケースもあります。
病気に何度も苦しまされた結果、本当の幸せを手に入れる人もいます。
「病気になった」と嘆いていても始まりません。
また、「病気になったから不幸」とは限らないのです。
むしろ、病気になることで、得ることができる「人生の糧」は無限にある、と言っても過言ではないように思えます。
そうであるなら、まさに「鬼に瘤をとられた」状態ですよね!?
病気も一つの人生のステップアップのための教材なのだ、とわかれば、取り組み方や見え方が違ってくると思います。
「全ての道は幸福への道標である」ということを知って自分の人生を、自分のものとして日々、生きていっていただきたいと思います。
皆様は、どのように人生を歩んでおられますでしょうか?